新潟県・長岡市の豆知識

小林信行(昭和42年法学部卒)

新潟県の人口は、約240万人で日本全国で15番目です。県内では1位新潟市90万人、2位長岡市約27万人(最高時30万人)3位上越市約19万人です。全世界30万以上の都市で降雪量の最も多い都市が長岡市でした。ロシアのモスクワでも中国の北京でもカナダのオタワでもノルウエーのオスロでもありません。現在は青森市です。

新潟県は米どころ、酒どころで有名です。清酒の生産石数では、兵庫県、京都府に次いで第3位です。(1石は1.8l 100本)。しかし有名銘柄の生産石数では1位です。久保田、吉野川、八海山、越の寒梅、越の雪中梅、峰の白梅、北雪等々。

長岡まつりは、8月2日-3日で行われる花火大会が有名です。観光客は2日間で100万人以上です。ナイヤガラの滝、フェニックス、三尺玉などが人気です。特に三尺玉は、夜空に輝く大輪の花は直径600mで東京ドームが4ケ入れる大きさです。バスツアーの観光客は、小千谷市、三条市、燕市、柏崎市などに分散して宿泊しています。

長岡まつり大花火大会 - 復興祈願花火フェニックス
長岡まつり大花火大会 – 復興祈願花火フェニックス

長岡市山古志村で生育される「錦鯉」は、一匹数千万円で取引されるものもあります。近年は海外から数多くのバイヤーが来られます。以前田中総理大臣が、目白の2,000坪の豪邸で錦鯉に餌をやっている姿がテレビ放映されたのも人気に拍車。

山古志の秋

長岡市の偉人を3人挙げるなら、1幕末の藩士河井継之助、2日本連合艦隊司令長官山本五十六、3第64代内閣総理大臣田中角栄です。田中角栄は44歳で大蔵大臣(現財務大臣)、54歳で第64代内閣総理大臣に就任しました。いずれも最年少記録です。大蔵大臣時、入省者12名を紹介する時、名簿を見ないで一人ひとりを丁寧に紹介したことは有名な話です。田中大臣に付いたアダ名はコンピューター付きブルドーザーでした。総理大臣になってから、1972年(61年前)中国と国交を樹立しました。中国の周恩来首相と力強く握手した姿が印象的でした。当時のベストセラー田中角栄の「日本列島改造論」が、現在の「新幹線ルート」「高速道路網」のベースになっていると思います。

田中総理の刎頸の仲であった国際興業の小佐野賢治から5億円の献金「ロッキード事件」として世間を騒がせました。その後、脳梗塞に倒れ選挙活動ができなくなっても衆議院選挙では、断トツのトップ当選。(当時は中選挙区制で新潟第3区は定員5名)田中総理は、毀誉褒貶に激しい人でありましたが、人気・実力とも最高の内閣総理大臣であったと思います。

長岡市は今日も満々たる陽光が輝いています!

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